ふるさとの木でつくる 長期優良住宅
杜のアレイ(横丁)~ヤマモミジの家~
庭には、建物とともに年を重ね成長していく姿を楽しめるようにとシンボルツリー「ヤマモミジ」が植わっています。 地域材「安芸佐伯杉」や桧を使用した、素材感のある暮らしを楽しめる健康に配慮した高断熱の長期優良住宅です。
杜のアレイの東の敷地に立つヤマモミジの家の特徴は、まず、間口が広く車の出し入れのしやすいカーポートとフロントガーデンの存在。 また、ハナミズキの家と庭同士が向き合い共に小さな杜を作ること。 さらに、庭につながるデッキテラスを設けること。 そして、室内のいたるところから緑や光、風が感じられ、家族の変化・暮らしの変化に立応える丈夫で温かい住まいであること。
内壁は耐火性や消臭・調湿・空気清浄性能のある白洲漆喰壁で、住む人の健康に配慮しています。 子供室のロフトや各所に設けた収納棚は多様な活用に備えています。
共通コンセプト ・パッシブデザインを取り入れた、ライフサイクルコストの低い住まい ・健康に配慮し、広島県産材を始め自然素材を活用したぬくもりを実感できる高品質な住まい ・家族の暮らしの変化に対応するフレキシブルな住まい
【基本設計】株式会社現代計画研究所【施工】株式会社竹野内建設
★「ひろしま住まいづくりコンクール2016」まちなかに集うくらし賞
【審査員選評】 接道が十分でない既成密集市街地の中に取得された三軒分の敷地において,3年にわたる施主・施工者・設計者間の密接なかかわりあいの中から,それぞれの区画が互いに寄り添うアプローチと,雁行した三棟の配置計画をもち,屋内外が一体的につながり,また近所の鎮守の杜をも景観に取り込んだ,新しい表情を持った小さくも豊かな街並みを創り上げた。 歴史を持った既成住宅地を住み継ぐことが求められるこれからの居住の場づくりへの一つの提案として高く評価できる。(原文まま)
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